九工大衛星開発プロジェクトBlog

北九州から宇宙を目指す学生たちのBlog。2009年の大学創立100周年を記念した超小型衛星『鳳龍』を開発中!

Engineering Cafe in Winter

本日ホームページに掲載していたEngineering Cafe in Winterが九州工業大学で開催されました。
主催してくれたMUSCATスペースエンジニアリングの八田様、貴重な公演を頂いた林先生、小野先生には深く感謝致します。

第一部は林先生から「宇宙開発と地球」というテーマで講演してもらいました。
先生は大学で初となる衛星「観太くん」を製作、指揮された方で観太くん絡みの話も多く出て「鳳龍」を製作中の私たちにとってはとても参考になりました。
特に印象的だったのは観太くんは民生品を多く使用して製作しているという点です。民生品を使っている以上宇宙での動作は保障されていません。そこで出てきた言葉が「自分たちで民生品が使えることを試験する」ということです。これを企業の方で保障するという形では民生部品の値段が上がって意味がありません。また、観太くんの構想にも感心しました。
観太くんというのは名前の通り観測する衛星なのですが、何を観測するかというと「クジラです。」つまり宇宙からクジラを観測するというのがミッションになっています。通常の科学衛星と異なる点は科学衛星では宇宙から地球を撮影したり、CO2の濃度を測ったりと宇宙から地球を見ているだけです。ところが観太くんはGPSを使ってクジラにつけた発信機からのデータを中継して地上にクジラの現在地などを知らせます。その他にもツキノワグマにセンサーをつけて熊の生態を調べたり、鹿の生態を調べたりと地球側で発信機を付けることで観測できる対象が無限に増えるんです。また、GPSを利用しているため時間と動物の動きが正確に分かるのも特徴です。
つまり何が言いたいかというと衛星はリモートセンシグをするためにあるということを変えたと言えると思います。
すごいことだ~~~

これは観太くんに使われてた姿勢制御用のブームです。進展する前
NEC_0032.jpg


進展後 先生の楽しそうな笑顔が印象的でした。
NEC_0034.jpg

ここまでスムーズに伸びることにびっくりしました。
この機構を考えた人、材料すべてがすごいです。

第二部では座談形式で色々な話を聞きました。
その中で印象的な言葉は小型衛星は意外と難しいという言葉。大型の衛星に比べて熱容量が小さく温度変化が大きい点や、姿勢制御ができないことなどからくるリスクの対処が大切という話をされていました。これから鳳龍のほうでも熱試験を通して鳳龍内の熱のことを詳しく調べていこうと思います。

本当に色々なお話ありがとうございました。
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